オフィシャルレポート

REPORT オフィシャルレポート 2024 vol.05 SABFA(サブファ)スポットセミナー
『外見ケア入門 医療用ウィッグ編 / お客様のライフステージに寄り添う美容師に向けて』

SABFA(サブファ)スポットセミナー
『外見ケア入門 医療用ウィッグ編 / お客様のライフステージに寄り添う美容師に向けて』

2024年12月2日(月)、資生堂が運営するヘアメイクアップアカデミー&スタジオ「SABFA(サブファ)」が開催する オンラインセミナーに、JHD&C代表の渡辺が登壇しました。

セミナーPDF

セミナー開催告知(※セミナーは終了しております)

当日の様子

セミナー『外見ケア入門 医療用ウィッグ編 / お客様のライフステージに寄り添う美容師に向けて』の講師として、資生堂トップヘアメイクアップアーティストの神宮司芳子氏(※下記)、資生堂ヘアメイクアップアーティストの谷口丈児氏。そして、様々な理由により髪に症状を持つ当事者団体のNPO法人Alopecia Style Project Japan (ASPJ) 理事長の土屋光子氏、JHD&C代表の渡辺の4名が登壇しました。

2時間に及ぶセミナーの前半は、ウィッグカットが気軽にできるサロンを増やすことの重要性やその具体的な解決策について、また当事者が美容室に抱く率直な思いなどをテーマに、「生涯パートナー」としての美容師の可能性を見つめ直すクロストークを行いました。

セミナー後半は、神宮司氏によるウィッグカットのデモンストレーションをライブ配信しました。ライフワークとしてウィッグカットに取り組む神宮司氏のテクニックが随所に見られ、明日から取り入れられるアイデア満載のデモンストレーションとなりました。

セミナーの締めくくりに、各講師からコメントが寄せられました。登壇順にご紹介します。

JHD&C 渡辺

SABFAで、そして全国の美容学校でウィッグカットの授業の取り組みが始まれば嬉しい。これからは美容室でウィッグを切れるのが当たり前の時代になればいいと思う。

ASPJ 土屋氏

ウィッグはヘアロス当事者のためだけのものではなく、髪がある人にも、福祉の観点からも役立つ選択肢の一つであることを知ってもらえたら嬉しい。

資生堂 谷口氏

ヘアロスへの対処法について、ちょっとした工夫で解決できることがあまり知られていない。多くの人の少しずつの工夫が、未来を変えるのではないかと思う。

資生堂 神宮司氏

ウィッグは可能性を広げるものだと思う。ウィッグを扱えることは美容師としての強み。サロンメニューの中に“ウィッグカット”が当たり前にある社会を目指していきたい。

それぞれの立場で得た知見を持ち寄り、今後の美容業界をアップデートするために現状に真摯に向き合い、前向きに語り合えたセミナーとなりました。
貴重な機会を与えてくださった関係者の皆さま、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

(※)資生堂トップヘアメイクアップアーティスト 神宮司芳子氏

資生堂トップヘアメイクアップアーティスト神宮司芳子氏は、JHD&C・資生堂・アデランスが共同開発した医療用ウィッグ「wig+(ウィッグプラス)」で、ヘアデザインの監修を勤め、さらにオリジナルのバングメソッドを活用したヘアアレンジの提案を行っています。ウィッグカットのテクニック動画はJHD&Cチャンネルからどなたも無料で見ることができます。