オフィシャルレポート
REPORT オフィシャルレポート 2024 vol.02 NPO法人肺がん患者の会ワンステップ・アムジェン株式会社共催『いきる「みかた」を見つけるセミナー 肺がん入門~基礎から小細胞肺がんまで~』
NPO法人肺がん患者の会ワンステップ・アムジェン株式会社共催
『いきる「みかた」を見つけるセミナー 肺がん入門~基礎から小細胞肺がんまで~』
2024年7月7(日)、横浜市開港記念会館(神奈川県横浜市)にて開催されたセミナー『いきる「みかた」を見つけるセミナー 肺がん入門~基礎から小細胞肺がんまで~』に、JHD&C代表の渡辺が講演者の一人として登壇し、アピアランスの部として「必ずしもウィッグを必要としない社会」をテーマにお話しさせていただきました。
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当日の様子
今回のセミナーは現地とオンライン配信のハイブリッド開催で、会場には45名の方がお越しになり、またオンラインでは632回の視聴がありました。そのうち約90%が肺がん患者やそのご家族、医療関係者で、ヘアドネーションについて初めて知った方も多くいらっしゃいました。
セミナーに参加された方のアンケートを一部抜粋してご紹介します。
- 機会があれば聞きたい講座の一つだったのでとても良かった。
- ドネーションは良いことなのか、髪の毛は尊厳、周りが思うステレオタイプな見方.....等々
考えさせられる事が多いことに気が付きました。 - ウィッグを選択肢の一つにしたい(偏見や差別をなくしたい)という想いが強く伝わった。
- 職場でヘアドネーションをすることが流行していて、抗がん剤治療経験者として善意の押し付けというか複雑な気持ちでいました。へアドネーション主催者の方の考えや現場のことを聞いて少し気持ちが整理できました。
- 私の職場でも同僚が寄付をしたと聞きました。一方でその方たちがその髪がどうなって、形になっているのか、良い事をしたという満足感で終わっているような気がしていました。会場で生の渡辺さんのお話を聞くことが出来て、誤解が解けたような気がしました。
- ウィッグの使用は本人以外の誰かが決めることではないと私も思います。人と違うことは悪くないし、違いを認め合える社会に、一人一人が固定概念から自由になれたら、自分らしく生きられたらいいなと思いました。
- ウィッグの出来上がりを待てず亡くなった方の家族から「ありがとうございました」と言われることがあるとのこと。両方の気持ちを考え、複雑な思いになりました。お互いが救われるような言葉があったらいいなと思いました。
- とても深い内容で、自分の意見を求められても自信をもって答えることが出来ません。示唆に富んだテーマを提供して頂きありがとうございました。
- 髪が必要なのかと問われると、服を着る感覚で楽しめるとよいですよね。
- へアドネーションでウィッグを必要とする人がいる限り活動は続けてほしいです。自分もお世話になる事もあるかもしれませんし。
- 正解のない難しい内容になりましたが、色々と考えさせられました。
- 正直に話してくれていた事が素敵でした。
- 身を守る手段としてのウィッグということに、この世の不条理に気が付かされた。
- ウィッグをつけなくともありのままの姿で患者さんが外を出歩ける、人とコミュニケーションをとれるような社会であるべきだと思いました。患者の意思を共有する場が不足しているとのことで、自分自身でも患者さんの思いについて知ったことを多くの人に知ってもらえるような行動が出来たらと思います。
- とても興味深いご講演でした。ルッキズムの問題は確かにがん治療にも大きく関わるなと気付きました。
今回、貴重な機会を頂戴しましたことに感謝申し上げます。
関係者の皆さま、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
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