オフィシャルレポート 2023 vol.02

愛媛県西条市（えひめけんさいじょうし）「心（こころ）のサポーター養成講座（ようせいこうざ）」（2023年（ねん）7月（がつ）2日（か））

2023年（ねん）7月（がつ）2日（か）（日（にち））、愛媛県西条市（えひめけんさいじょうし）で開催（かいさい）された「心（こころ）のサポーター養成講座（ようせいこうざ）」にて、JHD&C（ジャーダック）代表（だいひょう）の渡辺（わたなべ）が講師（こうし）を務（つと）めさせていただきました。

この講座（こうざ）は、人権相談（じんけんそうだん）にかかわる事例等（じれいとう）を学（まな）ぶことを通（とお）して、適切（てきせつ）な支援方法（しえんほうほう）を身（み）につけた助言者（じょげんしゃ）を育成（いくせい）し、支（ささ）えあい、理解（りかい）しあえる温（あたた）かい人権文化（じんけんぶんか）のまちづくりを進（すす）めることを目的（もくてき）に、4回（かい）にわたって開講（かいこう）されるものです。

その初回（しょかい）となる今回（こんかい）、会場（かいじょう）とオンライン合（あ）わせて80名（めい）以上（いじょう）の方（かた）に向（む）けて、「ヘアドネーション活動（かつどう）から学（まな）んだこと」と題（だい）して、ヘアドネーション活動（かつどう）の基礎知識（きそちしき）を始（はじ）め、レシピエントとの関（かか）わりの中（なか）で得（え）た気（き）づきについて、2時間（じかん）にわたってお話（はな）ししました。

長時間（ちょうじかん）にも関（かか）わらず熱心（ねっしん）に聴講（ちょうこう）いただき、途中（とちゅう）に設（もう）けた質疑応答（しつぎおうとう）のコーナーでは活発（かっぱつ）な意見交換（いけんこうかん）が行（おこな）われました。
また講演後（こうえんご）のアンケートでは、貴重（きちょう）なご意見（いけん）とご感想（かんそう）が多数（たすう）寄（よ）せられました。一部（いちぶ）を抜粋（ばっすい）してご紹介（しょうかい）します。

外見（がいけん）や内面（ないめん）がどうであれ、一人（ひとり）ひとりの違（ちが）いを寛容（かんよう）に受（う）け止（と）められる、ただのひとりになりたいと思（おも）います。
「ヘアドネーションはいいことなのか、何（なん）のために、誰（だれ）のためにあるのか」と言（い）う問（と）いかけに、もっといろいろな立場（たちば）の人（ひと）に思（おも）いを巡（めぐ）らせなければならないなと思（おも）いました。身体（からだ）や心（こころ）に様々（さまざま）な問題（もんだい）を抱（かか）えている人々（ひとびと）それぞれが、そこそこ過（す）ごしやすい社会（しゃかい）にするためにはどうすればいいのか。自分（じぶん）は柔軟（じゅうなん）に考（かんが）えているつもりでも、偏見（へんけん）を持（も）ったり差別（さべつ）をしているのではないかと思（おも）うときがあるので、こういった講演会（こうえんかい）を聞（き）いたりしてこれからも勉強（べんきょう）していきたいと思（おも）いました。
自分（じぶん）を謙虚（けんきょ）に振（ふ）り返（かえ）ること、まわりの人（ひと）を思（おも）いやることの大切（たいせつ）さ。話（はなし）に引（ひ）き込（こ）まれて２時間（じかん）があっという間（ま）でした。本当（ほんとう）にありがとうございました。
人（ひと）の痛（いた）みに想像力（そうぞうりょく）を働（はたら）かせて、心（こころ）を遣（つか）う。それが第一歩（だいいっぽ）なのかもしれません。本日（ほんじつ）は大変（たいへん）良（よ）いお話（はなし）をありがとうございました。
こうあるべき、これが幸（しあわ）せだという世間（せけん）の価値観（かちかん）に、自分（じぶん）を寄（よ）せていることに気（き）づかされました。そして、個人（こじん）の容姿（ようし）や意思（いし）、感情（かんじょう）を、お互（たが）いに良（よ）い意味（いみ）でスルーできれば、生（い）きやすくなれるだろうなと思（おも）いました。

講座（こうざ）にご参加（さんか）くださった皆（みな）さま、また開催（かいさい）にご尽力（じんりょく）くださった⻄条市職員（さいじょうししょくいん）の皆（みな）さまに心（こころ）より感謝（かんしゃ）申（もう）し上（あ）げます。
本当（ほんとう）にありがとうございました。