オフィシャルレポート
REPORT オフィシャルレポート 2023 vol.01 ⼤阪府茨⽊市進路保障協議会主催 第21回 茨⽊市⼩中⾼シンポジウム講演「ヘアドネーションから考えるわたしたちの生き方」
⼤阪府茨⽊市進路保障協議会主催 第21回
茨⽊市⼩中⾼シンポジウム講演
「ヘアドネーションから考えるわたしたちの生き方」
昨年11月、⼤阪府茨⽊市進路保障協議会などが主催する教職員向けのシンポジウム「第21回 茨⽊市⼩中⾼シンポジウム」にて、「ヘアドネーションから考えるわたしたちの生き方」と題し、JHD&C代表が講演させていただきました。
当日の様子
青色の矢印をタップして写真をスライドしてね!
講演中は参加者の皆さまに実際にウィッグを着⽤していただき、また、少⼈数に分かれてのディスカッションでは、先生方ご⾃身の経験談を交えながら積極的に、熱心にご参加くださいました。
- 普通とは何か、当たり前とは何か?
- マジョリティ・マイノリティとは?
- 困っていても声を上げられない子どもたちの声を掬い上げ、教師としてどのように寄り添うことができるのか?
このようなことについて、ヘアドネーション活動をする中で感じたことを本音でお話しさせていただきました。
講演後のアンケートに寄せられた感想を⼀部抜粋してご紹介します。
中学校教師
困っている⼈は声をあげられない。声を拾ったら最後までつきあっていく覚悟はあるのかというお話には⾃分⾃身の⾏動を見直さざる得なかったです。自分の価値観が“こうあるべき”と思うことが無意識にマジョリティに依ったものになっているなと改めて気付かされました。⾃分の発⾔や⾏動の重みを⾃覚して⽴ち止まって振り返って、をこれからくり返していかないといけないと思いました。
⼩学校教師
子どもに寄りそうと教職員はよく⾔いますが、寄りそうことへの意識、覚悟を改めて見つめ直さなければいけないと思いました。社会に根付いている価値観、決めつけに問い直すことも⼤切だと思いました。
⼩学校教師
根本を解決するためにできることを考えていかなければならないと思いました。日々自分のあたりまえを問いなおしていきたいと思いました。
中学校教師
こうでなければならない、みんなと同じでなければダメな⼈間ということをうけつけてしまう社会に自分も無意識のうちに加担していること 改めて考えさせられました。見ようとしなければ、知ろうとしなければ やはり ⾃分が差別者になってしまうことも⾃戒しました。
中学校教師
問題の根本はどこにあるのか?解決しないといけない課題は、本当はどこなのか?改めて考えさせられるとともに、⾃分⾃身の見方や価値観をゆさぶられました。今の⾃分に出来るとしたら、今日、⾃分⾃身が価値観や⾃分の生き方を見つめ直す出会いを、子どもたちにもさせていく、ということかなと思いました。
中学校教師
学校で、いろんな生き方があることや、「この価値観ってどうなんやろ?」と問いなおす場をつくったうえで、子どもが選択できるようにしたい。
⼩学校教師
⼈がもつ “ふつうになりたい” “ふつうだと安心” という感覚が生きにくい社会をつくってしまっている部分もあることを改めて感じました。社会は変わっていくと信じて子どもたちと向き合い続けたいです。
教育の最前線で子どもたちと日々向き合っている先生方のご意⾒をお伺いする貴重な機会を頂戴し、私たちにとっても⾮常に有意義な時間となりました。
このような貴重な場を設けていただきありがとうございました。
ご参加くださった皆さま、お声がけくださった茨⽊市進路保障協議会の皆さまに心より感謝申し上げます。
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