鹿児島県霧島市立牧園中学校「人権について考える授業」(2021年12月7日)
2021年12月7日(火)10時45分~12時35分、鹿児島県霧島市立牧園中学校の「人権について考える授業」で、JHD&C代表の渡辺がヘアドネーションについてお話しさせていただきました。
その様子を、お写真の使用許可を得てご紹介します。
牧園中学校では日頃から人権教育に力を入れており、学校図書にもSDGsやLGBTQ+など人権について記された書籍がたくさん。
JHD&Cの活動を取材して書かれた「髪がつなぐ物語」や、JHD&C監修書籍「31cm」も展示されていました。
毎年12月4日から10日の「人権週間」には、さまざまなジャンルの講師を招いて人権学習の時間を設けている牧園中学校。
今年、生徒さんがヘアドネーションに協力してくださったことがきっかけとなり、JHD&Cの「出前授業」が実現しました。
はじめに、3年生の女子生徒さんがご自身のヘアドネーション体験レポートを発表。
新聞などのデータをもとにした鹿児島県内のヘアドネーション認知度調査や、賛同美容室へのインタビュー、自作の「31cmの金色のリボン」を配布してヘアドネーションに必要な髪の毛の長さについて生徒さん同士で確認し、「本を読んで学び、活動を広げることが大事」とプレゼンテーションを締めくくりました。
続いて渡辺が登壇し、全校生徒・教職員合わせて約120名の方に向けて、ヘアドネーション活動についてお話ししました。
休憩をはさんで後半は「どうしてヘアドネーションが必要なのか?」と生徒さんひとりひとりに問いかけを行いました。
ヘアドネーションによってできたウィッグを手渡した“その先”について、そして、“誰もが生きやすい世の中”とは?……そんなことに思いを馳せる授業となりました。
最後に生徒さんのドネーションヘアの贈呈が行われ、JHD&Cを代表して渡辺がお受け取りしました。
後日、生徒の皆さんから感想が届きました。
一部を抜粋してご紹介します。
ウィッグの人が生きやすい社会は、誰にとっても生きやすい社会。
これまでの活動で渡辺が経験した脱毛当事者やそのご家族のエピソードを紹介すると、生徒さんの表情が真剣になっていくのがとても印象的な授業でした。
貴重な機会をくださった牧園中学校の皆さま、そして2時間にわたって真剣に参加してくださった生徒の皆さまに心より感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。