オフィシャルレポート

REPORT オフィシャルレポート 2018 vol.02 北九州市主催 平成30年度 市民・NPO講演会
「髪がつなぐ物語~ヘアドネーションと日本における寄付文化~」

北九州市主催 平成30年度 市民・NPO講演会
「髪がつなぐ物語~ヘアドネーションと日本における寄付文化~」

2018(平成30)年11月4日(日)、福岡県北九州市の八幡西生涯学習センターにおいて、当団体代表の渡辺が講演させていただきました。

オフィシャルレポート

北九州市では、市民の皆さんにNPOや市民活動についての理解を深めてもらうため、毎年、NPO団体による講演会を開催しています。2018年は、北九州市の市制55周年を記念して様々な催しが行われた「ひとみらい交流ウィーク」のプレイベントとして、JHD&Cのヘアドネーション活動を紹介する講演会を実施することになりました。

当日の様子

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会場は、JR黒崎駅のほど近く。生涯学習センターの大会議室です。
交流ウィークに開催される様々な催しが記されたボードの中に、JHD&Cの講演会も紹介されていました。

また、会場入り口前には、北九州市の職員の方お手製のポスターが掲示されています。
NPO法人とはどういったものか、JHD&Cの活動とは?ということが、かわいいイラストとともに説明されており、思わず見入ってしまいました。

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午後2時から午後4時まで、講演時間は2時間!
ワークショップなどのない、いわゆる「講義」です。

今回の講演会のタイトルが「髪がつなぐ物語~ヘアドネーションと日本における寄付文化~」ということもあり、事前に同名の関連書籍をお読みになった方、会場に持参された方も多数いらっしゃいました。

まずは、スライドを使って活動内容を詳しく紹介。
そのあと、10年間の活動の中で経験したレシピエントとのエピソードが語られると、思わず涙ぐみ、すすり泣く声も聞こえてきました。
報道では語られず、ホームページにも載せることができない、ヘアドネーションの真実の姿。普段耳にする機会の少ないリアルな実態に、皆さんメモなどを取りながら熱心に聞き入っていました。

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質疑応答のコーナーでは、積極的に挙手で質問されていました。
お母さまが美容師さんだという方、ご自身がウィッグを使用されている方、賛同美容室の方…様々な方が、ヘアドネーションという新しいチャリティの形を理解したい、参加したいというお気持ちで講演会にご参加くださったことを実感しました。

最後に、代表から「気負うことなく、隣で助けを必要としている人に手を差し伸べてほしい。日常生活の中での小さな積み重ねが社会を変えていく」というメッセージをお伝えし、2時間にわたる講演会は終了しました。

参加された方の感想(来場者アンケートから)

  • 1つの優しさが皆の優しさを生み、その小さな積み重ねで世の中がよくなっていく、私も困っている人にスッと手を差しのべる人間になりたいと思いました。
  • ヘアドネーションの活動内容から財務状況、ウィッグの作り方まで色々とお話しいただき、参考になりました。
  • 隣人に親切にすることから・・・本当にその通りだと思いました。人に優しく、子ども達ともちゃんと話をする。心に留めておきたいと思います。
  • テレビや本ではわからない貴重な話が聞けてとても良かったです。
  • 渡辺さんの「特別いいことをしようと思ってしてるわけではない。」という言葉が印象的だった。
  • 初めて聞いたヘアドネーション! 聞いている時間の中でこの講演会の必要性を感じました。子どもたちの笑顔が見えるようでした。
  • 何回か講演会を聞きましたが今回の内容が1番深かったです。身近に感じました。
  • 「髪がつなぐ物語」を読んでいたので、このような活動がなくなる社会が一番だということ、そのようなことを言わないといけない社会なのだと改めて思った。自分が自然にしていることが社会ではそうではないんだなあと思った。
  • 先月、ヘアドネーションをしました。次は50㎝を目指します。自分のできることを1日、最低1回でもしようと思います。
  • 母が60年間美容師として働いてきて、私も美容師の娘として生きてきました。髪を切る、染める、パーマをかけるお客さんを見続け、店に散らばる髪をゴミとしてはき捨て続けてきました。ヘアドネーションにめぐり合って自分の人生が他人の人生を少しでもハッピーにすることにつながる・・・という悦びを知ることができました。これにより、自分の人生も豊かにすることができることに感謝をしています。ありがとうございました!
  • 「子供のウィッグは希望を与える」そんな印象を受けました。一番最後のお話が心に残りました。本当に同感です。

これらはお寄せいただいたアンケートのごく一部ですが、私たちも大変参考になるご意見が寄せられました。また、会場での募金にも、たくさんの方にご協力いただきました。ウィッグ制作費として、大切に役立てさせていただきます。本当にありがとうございます!

今回ご参加くださった皆さま、北九州市市民活動推進課の皆さま、ならびに運営にご協力くださった全ての皆さまに、心より感謝申し上げます。

主催

北九州市市民文化スポーツ局 市民活動推進課
北九州市市民活動サポートセンター

来場者数

61名