座談会
ISSUE JHD&C×デリシアスエーシー×リーブ21 コンディショナー 座談会-1
株式会社デリシアスエーシーにコンディショナーの成分について、株式会社 毛髪クリニックリーブ21との出会いについてお伺いしました。
JHD&C・リーブ21・デリシアスエーシーとの座談会をお届けします。
JHD&Cへアドネーションシャンプー登場から2年が経ち、ご要望の多かったコンディショナーの製作が実現しました。
そこで、株式会社デリシアスエーシー(中央研究所)にコンディショナーの成分についてインタビューさせていただくとともに、シャンプー開発が現実となった最大の立役者である株式会社 毛髪クリニックリーブ21との出会いについて、JHD&C・リーブ21・デリシアスエーシーとの座談会をお届けします。
- シャンプーの成分についてはこちらをご参照ください
JHD&C×デリシアスエーシー×リーブ21
コンディショナー 座談会
参加者(順不同・敬称略)
株式会社毛髪クリニックリーブ21
- SDGs部取締役:西島孝則
- SDGs部:溝井陽子
株式会社デリシアスエーシー
- 中央研究所課長:D課長
JHD&C(ジャーダック)
- 代表:渡辺貴一
- 広報:今西由利子
目次
JHD&C・リーブ21・デリシアスエーシーの出会い
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渡辺:
今日は工場見学をさせていただき、ありがとうございました!
前回のヘアドネーションシャンプー※製造見学の時にも思ったんですが、ひとつの製品が出来上がる過程を見るのはとても貴重で、楽しい経験でした。今回は、新しく完成したヘアドネーションコンディショナー※の成分や特徴についての開発秘話などをお聞かせいただきたいと思います!
また、僕たちJHD&Cとデリシアスエーシーさん、そしてリーブ21さんとの取り組みについてお伺いしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
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今西:
デリシアスエーシーさんは開発と製造、リーブ21さんはヘアケア製品の開発メーカーとしてそれぞれチャリティコラボレーション※にご協力くださっています。それでは、まずは自己紹介をお願いいたします。
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D課長:
デリシアスエーシー中央研究所のDと申します。JHD&Cシャンプーとコンディショナーの開発を担当しました。よろしくお願いいたします。
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西島:
毛髪クリニックリーブ21の西島です。主に経営企画や広報を担当しております。SDGs推進室の室長も兼務しております。よろしくお願いいたします。
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溝井:
同じく、リーブ21商品開発課の溝井と申します。SDGsチームも兼務しております。どうぞよろしくお願いいたします。
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渡辺:
JHD&Cヘアドネーショシャンプーのユーザーさんの中には「えっ、あのリーブ21が作っているんだ!」と驚かれている方もいらっしゃるんじゃないかな、と思います。
JHD&Cシャンプー&コンディショナー
CHECK!
- ※ヘアドネーションシャンプー
- ウィッグケアとして、家族みんなで使えるシャンプーとしてコラボ開発。ヘアドネーションシャンプーの収益金の全額が、JHD&Cのウィッグ提供費として寄付されます。
- ※ヘアドネーションコンディショナー
- ウィッグケアとして、家族みんなで使えるコンディショナーとしてコラボ開発。ヘアドネーションシャンプーと同じく収益金の全額が、JHD&Cのウィッグ提供費として寄付されます。
- ※チャリティコラボレーション
- JHD&Cのヘアドネーション活動と理念に共感した各企業とJHD&Cによる、へアドネーションを通じた新しい社会貢献を目指しチャレンジする取り組みです。
各企業それぞれが長年に渡って築き上げてきた専門技術・ノウハウ・研究を、ウィッグと髪にまつわるアイテムの開発や製作のために発揮してくださっています。
へアドネーションシャンプー開発のいきさつ
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渡辺:
そもそもこの取り組みは、2018年にリーブ21の皆さんがJHD&C事務局に来てくださって、「当社のSDGs※の取り組みとして何かご協力できませんか」とご相談いただいたのがきっかけなんです。
実は、僕はその時にはまだSDGsについてよく知らなくて、お話を聞いて初めて調べてみたんですよ。国連がSDGsを謳い始めたのが2015年ごろのことでしたから、リーブさんはかなり早い段階からそのような取り組みを始められていたんですよね。
JHD&C代表 渡辺(右)
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西島:
もともと当社の社会貢献活動として、子どもたちの支援活動(※「天使の愛 発毛支援コース」のこと。詳細は後述)があるんですけど、我々が企業として目指すべき方向性について協議をしていたんですね。その中でSDGsについて興味を持ち、勉強もそこから始めたという次第です。当社がSDGsの取り組みを始めたのは2017年くらいからですね。
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渡辺:
初めは子どもたちへの支援活動プログラムの方で一緒にやりませんかっていうお話があって、様々なアイディアを検討していた頃に、JHD&Cに「体質や髪質から、髪の毛を伸ばせないのですがヘアドネーションに協力したい」といった声が届くようになりました。
ほかにも「職業柄、髪の毛を伸ばせない・切ることができないという方」や、男性からも「会社の規定もあってハードルが高いけれどもチャリティに参加したい」といった意見も頂戴しました。
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今西:
2度目のへアドネーションにチャレンジしているあいだに何かできることはありますか?というお問い合わせもいただきましたね。
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渡辺:
それと、レシピエントさんからも、ウィッグケアにおすすめのシャンプーはありますか?という質問があって、ウィッグケアにも使えてドナーも使えるシャンプーがあったらなぁ、と考えているところでした。
それで「ウィッグケアにも使えるオリジナルシャンプーの共同開発」というプロジェクトが立ち上がったんですよね。リーブ21さんとデリシアスエーシーさんと何度も打ち合わせしました。
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西島:
デリシアスエーシーさんは当社の子会社として、長年リーブ21製品を作ってきた実績がありますから、へアドネーションシャンプーとコンディショナーの開発にノウハウを活かすことができて嬉しく思っています。
リーブ21西島さん(右)
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渡辺:
シャンプーを開発していた当時にリーブ21さんが「当社の名前があることで、企業イメージがつくのではないか?」と配慮してくださって、製品を作ってくださっているデリシアスエーシーさんとのコラボレーションとして発表したんですね。
このシャンプーとコンディショナーの開発を通して、開発費や製作にかかるコストというものを目の当たりにしました。長年にわたる研究、仕入れ、工場、製作製造に関わる人々、販売にかかる費用、そういったことを社会貢献のために度外視して協力いただくというのは並大抵のことではない、と痛感しました。
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今西:
はい。ありがたいことに、JHD&Cの理念に共感した多くの企業さんがへアドネーションを通して様々な支援に協力くださっています。
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渡辺:
そういった取り組みを「チャリティコラボレーション」としてホームページにご紹介できる仕組みが整って、そこで、あらためてリーブ21さんにそろそろお名前を出してはどうでしょうか?と打診させていただきました。
CHECK!
- ※SDGs
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持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。17の目標は以下の通り。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- 全ての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤を作ろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
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