• 累計提供数
    615
  • ウィッグ
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JHD&C×H2Oサンタ 座談会-2

今回の座談会では、社会貢献について造詣の深いH2Oサンタの外間さん、森田さんにチャリティの現場で感じること、そして課題について伺いました。

H2Oサンタ

JHD&CとH2Oサンタの出会い

渡辺:
僕たち、2014年に阪急電鉄のゆめまち基金を受賞しているんですよ。それこそ活動もまだそんなに知られていない初期の段階で。

そのつながりで、クリスマスの時期のイベントにブース出展という形で呼んでいただいて、そこで初めて外間さんにお会いしました。そのあとで当時のJHD&C事務局(美容室の2階)に来ていただいてお話ししたんですよね。

外間:
そうそう。阪急電鉄の従業員を対象にしたクリスマスイベントでしたね。
ゴスペルライブをメインとして、会場にゆめまち基金の助成団体さんに来ていただいて活動紹介してもらったんです。「こういう活動があるよ」と電鉄の従業員に啓発する目的もありました。私もその時、ウィッグをかぶらせていただいたことを覚えています。

森田:
H2Oサンタ活動も2012年からですから、私たちにとってもまだ初期のころですよね。

渡辺:
これが後々、NPOフェスティバルロハスフェスタへのブースに参加させていただいたりっていう流れのスタートだったなと思います。

  • NPOフェスティバル01
  • NPOフェスティバル02
  • ロハスフェスタ01
  • ロハスフェスタ02

CHECK!

ゆめまち基金
「阪急阪神 未来のゆめ・まち基金」のこと。阪急阪神ホールディングスグループが推進する「ゆめ・まちプロジェクト」の一環として、阪急阪神沿線で活動する市民団体を助成している。JHD&Cは第4回(2012年)「次世代の育成」部門で助成団体に選出。
参考リンク:阪急阪神 未来のゆめ・まち基金
当時のJHD&C事務局(美容室の2階)
渡辺が代表を務めるヘアサロン「THE SALON(当時)」のこと。JHD&Cの活動開始当初はこのサロンの2階の4畳半のスタッフルームで全ての業務を行っていた。JHD&Cの原点。同サロンは2021年11月、髪の毛を切る人も切らない人も、どんなヘアスタイルの方も同じようにお迎えできるヘアサロンをコンセプトに、JHD&C初の直営サロン「JHD&C SATELLITE SALON」としてオープン。
参考リンク:JHD&C SATELLITE SALON
NPOフェスティバル
H2Oサンタが主催する社会貢献団体紹介イベント。阪急うめだ本店9階祝祭広場いっぱいに社会貢献団体がブース出展し、活動の啓発を行う。トークイベントやおもしろ募金箱など、楽しみながら社会課題を知ってもらうために定期的に開催。
参考リンク:「第13回 H2Oサンタ NPOフェスティバル」のご報告
ロハスフェスタ
心身の健康、持続可能な社会や地球環境を大切に考え、快適に暮らすライフスタイルを提案する参加型イベント。JHD&Cはこれまで数度にわたって、H2Oサンタが出展するブース内にコーナーを設置し、ヘアドネーションの啓発やドネーションヘアの受け取りなどをおこなってきた。
参考リンク:ロハスフェスタ公式ホームページ

ネットワークがつなげるチャリティの連鎖

渡辺:
さっき外間さんがおっしゃった「百貨店を体験型にしていこう」って、物を売るだけじゃなく、体験を通じた喜びも一緒に提供するということですよね。それに加えて会社としての社会貢献をいち早くやっていらっしゃる。

外間:
こういうことって興味がある人が担当した方が効果的ということで、2012年に社内公募で部署を立ち上げたんです。それで2012年から3年間くらいやっていたら、お客さまや取引先の方から「H2Oサンタのこの活動自体に寄付をして応援したい」というお声をいただくようになり、2015年に一般財団法人になりました。

今西:
森田さんはどういう経緯でH2Oに入られたんですか?

H2Oサンタの森田英里さん

森田:
私はこの部署に来て丸5年になるんですけど、その前までは、販売などのいわゆる「百貨店」らしい業務にはあまり携わっていなくって。

もともと阪神百貨店の入社で、 始めの2年くらいはエレベーターに乗ってたんですよ。当時でいうエレベーターガールですね、「上に参ります」っていう。

次は商品券の売り場に4年間勤務しました。そのあと、20年ぐらい労働組合の専従をしていたんです。阪神と阪急と、会社が一緒になって、組合も「阪神阪急百貨店労働組合」になって、労働組合の社会的貢献に関する仕事もやらせてもらったりしていました。

あと、個人的なことなんですけど、発達につまづきのある娘がおりまして、なかなか社会とのつながりが難しい中で、会社で「キャリアについてどう考えていますか」って人事の面談がありまして。

私にはこういう事情があるので定年までここで働かないかもしれません。もしかすると、娘が働ける場を確保するため、自分が子ども食堂のような活動を立ち上げるかもしれません、と正直に話しました。

そういうこともありここに異動になったと思っています。

私は外間と違って、自分から手を上げてここにきたわけではないんですけど、純粋に「団体の皆さんにとっていいことは何か」を考えてどんどん実現したいと思っているから、とても楽しくお仕事させていただいているなあと思いますね。

今西:
おふたりがこれまで活動されてきて、印象的だった出来事を教えてください。

外間:
そうですね……一番良かったのは、これやと思うんです。

祝祭広場で行われた贈呈式のようす

渡辺:
懐かしいなあ、ドライヤーの贈呈式の時の写真ですね。

今西:
これはどういう写真なんですか?

渡辺:
障害のある人に水泳をサポートする活動をしている認定NPO法人プール・ボランティアっていう団体さんがいるんです。全国の市民プールなどで活動されてるんだけど、そのプールにドライヤーが1つとか2つしかないんですよ。

ボランティアさん含めて一度に何十人っていう人数で活動するから、1つのドライヤーを順番待ちしなきゃいけなくてみんな風邪をひいてしまうというお困りごとがあってね。

それで、たまたまテスコムっていう家電メーカーさんと僕たちJHD&Cが繋がりがあって、当時「JHD&Cさんドライヤー使いませんか」ってお申し出をいただいてたんですよ。でも僕たちはドライヤーは使わないので、せっかくならH2Oさんを通じてプールさんに寄贈しましょうってことになったんですよね。

外間:
そうです。贈呈式には市民プールの人たちもいっぱい来てくれました。テスコムさんがドライヤーを150台くらいプレゼントしてくれて、めちゃくちゃ喜んでましたねえ。

NPOフェスティバルがきっかけで、お客さまと団体がつながるだけじゃなくって、団体同士がつながってそこに企業が参画することに大きな意味合いがあると思いました。

イベントを通じてネットワークができて、世の中がいい流れになっていくことを象徴するようで、すごい良かったなと思ってます。

そうそう、この時会場で髪を切って、JHD&Cさんに寄付した人もいらっしゃいましたよね!こんな活動があるなんて知らなかった、お話に心をすごく動かされたっておっしゃって、ちょうど夏休み明けに髪を切ろうと思ってたから、もうここで切って寄付しますって。400人くらいの人が見ている目の前で、ですよ。

渡辺:
僕たちも会場でドネーションカットの実演をする予定だったので、モデルさんと美容師さんに来ていただいてたんですよ。でもまさか会場の方が協力してくださるとは思ってもみなくて、驚きましたよね。

外間:
こういった新しい出会いが生まれるのが百貨店の強みなんですよね。NPOや社会貢献に対して普段から特にアンテナを張ってない方でも、そこを往来されて目にするっていうのが大きいなと思います。

こんな話もあります。あるおばあちゃんから「戦後じゃあるまいし、貧困なんか嘘やろ」って電話がかかってきたんです。それで僕、丁寧に説明したんですね。百貨店に貧困の子どもは来ないから、目にしていないだけなんですよって。そうしたら、あなたは信用できるから毎週ここへきて募金するとおっしゃって、本当にずっと来てくださっています。

インターネットで募金できない高齢のお客さまからは、百貨店に募金箱があれば来るたびに募金できるから、置いといてくれてありがとう、と言われるんですよ。

大きな災害が起こった時にはすぐに看板を出して募金活動を始めるんですが、百貨店に募金箱があったら気軽に寄付できていいって言ってくださいます。こういったことを求めている人は世の中にたくさんいるなって感じますね。

僕たちは百貨店として、真面目なことを真面目に伝えるだけではなく、できるだけ楽しみながら伝えたいという思いがあります。

NPOフェスティバルでトークイベントに登壇する外間さん(右)と渡辺(左)

CHECK!

障害
JHD&Cでは「障害は社会にある」と考えていますので障害は漢字表記としています。
阪神と阪急と、会社が一緒になって
2007年10月1日、阪急百貨店と阪神百貨店の経営統合による持株会社体制への移行により、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社へ社名変更。並びに株式会社阪急百貨店を新設。翌2008年10月1日、(株)阪急百貨店と(株)阪神百貨店が合併し、(株)阪急阪神百貨店が誕生。
参考リンク:エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社ホームページ「沿革」
認定NPO法人プール・ボランティア
障害者も健常者も同じようにプールを楽しめる社会の実現を目的とし、楽しく安全に水と親しむ活動を行う認定NPO法人。
参考リンク:認定NPO法人プール・ボランティア
テスコム
ドライヤーなどの美容家電・生活家電メーカー。ジャンルを超えた様々な企業がJHD&Cの活動をサポートする目的で発足した「JHD&C応援団」として、賛同サロン店頭に設置していた「公式募金箱」(※現在、新規の設置申し込みは受け付けていません)の製作や親子イベントの協賛などを行う。
参考リンク:テスコム電機株式会社
参考リンク:JHD&Cオフィシャルレポート2019 vol.2

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