Japan Hair Donation & Charity

JHD&Cは、
寄付された髪だけで作ったメディカル・ウィッグを
頭髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに
完全無償提供している日本で唯一のNPO法人です。

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Onewigができるまで

Onewigが出来るまで

皆さまから寄付された髪の毛でウィッグを作り、子どもたちに提供するためには、たくさんのプロセスが必要です。
その流れをご紹介します。

ドネーションカットした髪の毛が
事務局に届く

日々、たくさん届けられる皆さまの髪の毛。
郵便局や宅配業者の方が、毎日配達してくださいます!
この赤い袋…見たことはありますか?
毎日、大量に届くので、郵便局ではJHD&C宛の郵便物を袋にまとめて配達してくれます。
私たちは「サンタ袋」と呼んでいます。
休み明けなどは、事務局が足の踏み場もなくなるくらいに、たくさんの髪の毛が届きます。

髪の毛・ドナーシート・返信用封筒を仕分ける

到着した郵便物を開封

先に届いた郵便物から順に、一通一通、中身を傷つけないよう丁寧に開封します。
大きなダンボールやミニマムに梱包されたものまで、その形状はさまざまです。

※事務局での作業を円滑にすすめるため、以下は避けてください!

  • 髪をラップフィルムやアルミホイルなどでくるくる巻いて包む
    →開封に時間がかかります。簡易包装をお願いします。
  • 髪の束ね方がゆるい
    →開封途中でバラバラになりがちです。可能な限り事務局で結わえ直しますが、大変な手間かかります。
    ドネーションカットの際、しっかり結んだゴムから1cm上をカットすることで防げます。せっかくの髪をムダにしないためにも、ぜひご協力を!
  • 髪が湿っている
    →シャンプー後にブローしてからドネーションカットをした場合、乾いたように見えても内部は湿っていて、カビや雑菌の温床になります。
    その状態で仕分けると、同じ箱の中にある他の髪の毛までダメになってしまいます。
    事務局では扇風機で乾燥させていますが、とても時間がかかります。
    合言葉は「シャンプー前のドネーションカット」

髪の毛を仕分ける

ドナーシートと照合しながら、髪の毛を長さ、カラーリングの有無別にボックスに仕分けます。
長さを仕分ける基準は以下のとおりです。

  • Sサイズ(31cm未満)…
    フルウィッグ(頭をすっぽりと覆うウィッグ)として使用するには残念ながら長さが足りないため、シャンプーやトリートメント剤・カラーリング剤を研究開発するメーカーに「評価毛(試作用の髪の毛)」として、また、美容師さんが練習で使用するカットマネキン用として転売することで、ウィッグ製作費の一部として役立てています。
  • Mサイズ(31cm以上50cm未満)…
    医療用フルウィッグの素材として役立てています。
  • Lサイズ(50cm以上)…
    ロングヘアのウィッグの素材として理想的な長さです。

JHD&Cが提供しているのは、経済産業省が定めた厳しい基準をクリアした「JIS規格適合小児用メディカル・ウィッグ」
『Onewig』は、メッシュ状のウィッグネットに、髪の毛を半分ほどの長さで折り返すようにして一本一本結びつける製法を採用しています。これによって抜けを低減し、さらに頭皮への刺激を減らすことができるのです。
この製法では、31cmの髪の毛は、およそ半分の長さ(15cm)のボブスタイルのウィッグに仕上がります。
皆さまが想像する以上に「長い髪」が必要なのです。
また、提供を待っている子どもたちの多くが「ロングヘアのウィッグ」を希望するため、髪の毛は長ければ長いほど貴重です。
JHD&Cがお願いする「31cm以上の長さ」には、こんな理由があるのです。

カラーリングの有無によって仕分けるのは、髪の処理工程が違うためです。

返信用封筒とお手紙の確認

髪の毛とともに送られてくる、心のこもったお手紙の数々。
作業量が膨大なため、返信する時間をとれないのが実情ですが、すべて楽しく拝読しています!
また、受領証発行をご希望の方が同封した返信用封筒は別にまとめ、取りこぼしのないよう二重三重にしっかり確認しています。

受領証を発送

所定の返信用封筒を同封いただいた場合は、髪の毛が事務局に到着してから1カ月程度で受領証を発送しています。
「できるだけお待たせしないこと」を心がけていますが、少人数での手作業のため、どうしても時間がかかってしまいます。
ご理解のうえ、気長にお待ちいただけるとうれしいです。

なお、受領証は「はがきサイズ」です。
折らずに封入できるサイズの封筒を選んでください。
はがきより小さな封筒だと、宛先や切手を切り抜いてサイズの合った封筒に貼り替える手間が増え、より長くお待たせすることになります。
封筒の表には、送り先の住所・郵便番号・お名前を、裏には発送元となる
JHD&C事務局の住所を書いて、82円分の切手を貼ってください。
基本的に1通の封筒につき1枚の受領証をお送りしていますが、同じ宛先なら5枚まで同封できます(ただし、ヘアドネーションされた人数が上限です)。
その場合は、封筒の表に「○枚在中」とはっきりと書いてください。
「返信用封筒の作り方」(PDF)をよく読んでお送りくださいね。

個人情報の記載のある封筒などの処理

髪の毛が送られてくる封筒に書かれたドナーの住所や名前は、大切な個人情報です。
JHD&Cでは、ヤマトロジスティクス(ヤマトホールディングスの子会社)が提供する「機密文書リサイクルサービス」を利用し、個人情報を適切に処理しています。
まず専用のボックスに、髪の毛が送られてきた使用済み封筒を入れ、集荷を依頼。回収されたボックスは開封されることなく工場で溶解の処理がされ、処理が完了したらメールで報告されるシステムです。
どなたにも、不安を感じずにヘアドネーションに参加してほしい。
そんな思いで、JHD&Cは個人情報保護に取り組んでいます。
機密文書リサイクルサービス(ヤマトロジスティクス株式会社)

  • トリートメント処理について
  • ウィッグの提供について

トリートメント処理用の毛髪の
選定・梱包・発送

皆さまからのドネーションヘアが一定量たまったら、いよいよ、ウィッグの素材としてアップサイクルするために不可欠な「トリートメント処理」です!
この工程には高度な専門技術と専用の施設が必要で、JHD&Cが業務委託する海外の専門処理工場へ出荷し、プロフェッショナルの手に委ねます。
工場での作業時間が少しでも短縮できるように、丁寧に長さ別に箱詰めし、
分厚くて丈夫な輸出用段ボール箱に詰めたら、いよいよ出荷。
髪の毛の、長い長い旅の始まりです。
トリートメント処理工程レポートはこちら

トリートメント処理された髪の毛を
受け取り・検品

出発から数カ月、長い旅を終えた髪の毛が事務局に戻ってきました!
日本とは違って、ウィッグ作りの世界基準は「インチ表示」。
戻ってきた髪の毛も、インチ別の束に丁寧に分けられています。
これらを使って『Onewig』を製作します!

ウィッグメーカーに処理毛を発送する

トリートメント処理を終えた髪の毛(処理毛)を、必要量ずつウィッグメーカーに送ります。
JHD&Cの『Onewig』は、世界最大のウィッグメーカーである株式会社アデランス全面協力のもと、アデランスタイ工場の「フォンテーヌ(レディース用ウィッグの最高級ブランド)」ラインで製作されています。
『Onewig』は皆さまのドネーションヘアだけで製作するため、製作のつど日本からドネーションヘアを輸出。他のウィッグ用の毛髪が混ざらないよう、細心の注意を払っています。

ウィッグ提供スケジュール作成
・メジャーメント予約受け付け

JHD&Cの「Onewig提供プログラム」では、メールの受付順に被提供者(レシピエント)を決定。
メジャーメント(頭の型取り作業)の予約を受け付けます。
レシピエントが住む都道府県ごとに提供スケジュールを組み、近隣のレシピエントにも声をかけて、なるべくたくさんの人が、なるべく待ち時間が少なくなるよう努めています。

メジャーメント

いよいよメジャーメント!
ここで測定したデータが、その人だけのウィッグを製作するための重要な数字となります。
メジャーメントには、全国の駅前にあるアデランス店舗の、プライバシーが確保された個室を利用します。
各会場にJHD&Cのメジャーメント担当職員がうかがい、一人ずつ手作業にて採寸します。
どんな髪形にしたいか、ぜひ相談してください。
メジャーメントからウィッグ完成までは、約7週間かかります。

メジャーメントのデータを
ウィッグメーカーに送る

メジャーメントのデータを、アデランスのウィッグ製作担当者に送ります。
工場に到着したトリートメント処理済みの髪の毛とともに、完全オーダーメイドのメディカル・ウィッグの製作が始まります。

製作されたウィッグがJHD&Cに送られる

熟練の職人の手で一本一本、総手植えによって製作される、JHD&Cの『Onewig』。
私たちは、子どもたちの肌への負担が少なく、見た目にも自然で手触りの良いウィッグを提供することにこだわっています。
皆さまが丁寧にお手入れしながら伸ばし、JHD&Cに託してくださった髪の毛と、アデランスの高い技術力が融合し、経済産業省が定める厳しい基準をクリアした「JIS規格適合の小児用メディカル・ウィッグ」が完成します。
メディカル・ウィッグと認定されるのは、このマークのついたものだけ。
信頼の証しなのです。

こうして、皆さまの髪の毛は高品質のウィッグとして生まれ変わり、JHD&C事務局へ戻ってくるのです。

ウィッグを検品する

到着したウィッグは、JHD&Cの職員が念入りに検品します。

レシピエントに発送

ひとつずつ宛先を確認し、ウィッグを待つレシピエントへ発送します。

到着したウィッグのスタイルカット

レシピエントのもとに、JHD&Cの『Onewig』が到着しました。
いよいよ、ウィッグを好きなヘアスタイルにカットする緊張の瞬間です。
ヘアカットは、JHD&C賛同サロンの「スタイルカットサロン」登録店でも、ウィッグカットができるお好きなサロンでも、どちらでもOK。
これからの生活の相棒となる「あなただけのウィッグ」の完成です!

レシピエントからの受け取り写真を
活動報告でご紹介

ウィッグが手元に到着したら、プログラム完了の証しとして、写真のご提供をお願いしています。
JHD&Cのヘアドネーションは、自分の意思で参加することで初めて成立するボランティアです。
髪を寄付する人、募金する人、プロダクトを買うことで支援する人、この活動を知らない人に話すことで理解の輪を広げる人…。
ドネーションカットやスタイルカットをすることで、髪の毛のプロフェッショナルとして協力する美容師さん。
また、さまざまな形で支援するたくさんの企業。
ウィッグを受け取ることでその輪を次につなげるレシピエントも、この輪の中にいます。
レシピエントがプログラムの完了を伝えることが、次の支援につながり、次に待っている子どもたちへの提供を叶えるのです。
JHD&Cは車輪の「ハブ」のように、そんな皆さまのボランティアの心をつないでいます。

以上で、一回の
「Onewig提供プロジェクト」が完結します!

「えっ、こんなにたくさんのことをしていたの!?」
「私の髪はこうやってウィッグになるんだ…」
「私が受け取ったウィッグは、たくさんの人の手を経てやってきたんだなあ…」

ただ切っただけでは、床に落ちてホウキで掃いて捨てられてしまう皆さまの髪の毛を、子ども用の医療用ウィッグとしてアップサイクルし、必要とする方のもとへ届けるのがJHD&Cの「ヘアドネーション」です。
たくさんの人が、それぞれの立場でできることで協力して完成する、JHD&Cの『Onewig』。

それぞれのアプローチでできる、それぞれの「社会貢献」なのです。

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髪の毛の送り先

〒531-0072
大阪市北区豊崎5-7-11
アベニュー中津803号 NPO法人JHD&C事務局

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